地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの“みちょぱ”こと池田美優、女優の黒木ひかり、芸人のMr.シャチホコが出演。今回の“しくじり先生”は芸人のなかやまきんに君だ。
40歳とは思えない筋肉を持ち、過去には「スポーツマンNo.1決定戦 芸能人サバイバルバトル」で前人未到の4連覇を達成したきんに君。同期の芸人には、平成ノブシコブシやピースなど、そうそうたるメンバーが名を連ねる。
2006年、きんに君は筋肉の聖地といわれるアメリカのロサンゼルスへ”筋肉留学”をすると宣言し、旅立っていた。しかし、筋肉を鍛えに行ったはずの彼の身体は逆にやせ細り、筋肉留学は失敗してしまう。
きんに君が当時の写真を公開すると、若林は「顔つきが違う。目つきがうつろじゃない?」と生気のない顔に注目。きんに君は「過去最高に痩せていた」と語り、留学前は83kgだったのに対し、留学後は筋肉も落ち、73kgまで痩せていた。
きんに君が「筋肉留学したのにちっちゃくなって帰ってきた先生なんです」と自己紹介すると、吉村は「クソ授業だ!」と絶叫。澤部も「そこから何を学ぶの?」とツッコミを入れた。
きんに君は、学生時代からアーノルド・シュワルツェネッガーに憧れており、ずっと「こうなりたい」と思っていたという。
他にも「海外憧れポイント」として、ターミネーター・ボディビル・外国人女性の3つを挙げたきんに君。外国人女性については、20代前半には外国人がよく行くバーに通い、出会いを求めるほど好きだったという。
きんに君は、何かに憧れが強い人を「妖怪あこがれかぶれ」と命名。池田も「海外にあこがれていて『もう私外国人としかつき合えないから』とか言う女」「ちょっと留学行って帰ってきたら、英語がめちゃくちゃ発音いい女」など、実際に存在すると訴えた。
高校を留年した黒木がニューヨークに憧れていることを明かすと、吉村は「学歴に自信がない人は行きたがる」と言及。吉村はニューヨークに行った芸人仲間のピース・綾部祐二、ウーマンラッシュアワー・村本大輔、渡辺直美らの名前を出すと、黒木は「バカだから(私も)行きたい!」と発言した。
20歳で筋肉芸人となり、すぐに人気絶頂になったきんに君。貯金は3000万円、MAX月収は600万円と絶好調だった。池田が「今はいくら?」と月収をたずねると、「先月でマジな話、80万円くらい」とあっさり暴露。
そんなきんに君が留学を決断したのは、ある筋肉芸人が出てきたからだった。その人物はレイザーラモンHG。HGの人気に危機を感じたきんに君は、「勝つにはアメリカに行くしかない!」と思いついたという。
きんに君は、海外に憧れた人は「経歴にアメリカを挟みたがる」と自虐し、さらに留学で陥りがちなしくじり行動として「旅行感覚で海外に飛んじゃう」「すぐ『〇〇の聖地』に行きたがる」などを挙げた。
また「聖地で大興奮する人」の特徴も細かく紹介したが、中でも「日本人なのにタイムズスクエアでニューヨーカー気取りの人」については「これはもう綾部くんですね」と完全に名指し。
きんに君は「もしかしたら綾部くんも陥ってる可能性があります」と、しくじっていないか心配し、「この情報を綾部くんに伝えたい!」と訴えていた。