スマホの普及に伴って、いま、“こもりスマホ”が問題になっている。
2018年にTOTOが発表した「オフィストイレの水周りに関する調査」。その中の「仕事のモチベーションに影響する場所」という項目に関して、およそ7割に迫る66%でトイレ・化粧室が一番となった。2番目以下の食堂やカフェ(46%)、休憩室(37%)、更衣室・ロッカー(23%)などと比較してもその割合は大きく、さらにそのうちの約4割がトイレの中でスマホをいじったことがあると回答している。
12日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』では、この調査を受けて街頭の会社員に聞き取りを行った。すると「すぐ席に戻りたくないときには、用を足した後にスマホでニュースを見たりする。ひと休憩だ」と主張する男性もいれば、中には「Twitterを更新したり、インスタやYouTubeを見る。用を足すよりもそっちがメインになってしまって、つい30分、45分……」と明かした女性もいた。
ゲストで登場した国際政治学者の舛添要一氏(70)は“こもりスマホ”について「(トイレから)さっさと出てこい」と一刀両断。一方、ネット事情に詳しい文筆家の古谷経衡氏(36)は自身の経験から「トイレ内でスマホを使って本を読んでしまう」と告白。驚いた千原ジュニアに「家でやってくれ」と正される一幕もあった。
また2015年ミス・ユニバース日本代表で一児の母でもある宮本エリアナさん(25)は、「会食などで忙しい時は、トイレに入ったタイミングで仕事のメールをチェックし、返信をすることもある」と話し、トイレに仕事を持ち込むケースもあると話すと、東京大学大学院卒で元日経新聞記者の作家・鈴木涼美氏(35)は「個室がある以上、人の行動を止めるは困難」という持論を展開した。
議論が落ち着いたところでMCの千原ジュニアに意見を求められたテレビ朝日の三谷紬アナウンサーは「こもっていいと思います」と即答。その理由を問われると、「エリアナさんが仰ったように、会食などでスマホがいじれないときでも、他の仕事の連絡は入ってくる。それを返さないと、それはそれで問題になる。個室ではなく洗面所でも可能だが、他の会食同席者にその場面を見られ『携帯をいじっていたのか』と思われると気まずい」と“こもりスマホ”の正当性を主張。すると、以前から「トイレ内の電波を圏外にすべき」と話している千原ジュニアだったが、「携帯をズボンのポケットに入れている。便器に座るとつい、手に取ってみてしまう」と苦笑いを浮かべた。
“こもりスマホ”問題を解消すべく、「5分ごとの課金制にする」という案も舛添氏から出されたが、古谷氏は「キレイであれば」という条件付きで、「1時間1000円なら喜んで支払う」と話し、あくまでも“こもりスマホ”肯定の立場を示していた。
(C)AbemaTV
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