地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントのゆきぽよ、乃木坂46の与田祐希、俳優の佐伯大地が出演。今回の“しくじり先生”はタレントで元カリスマギャルの今井華だ。
埼玉県秩父郡出身の今井は、中学3年生の夏休みに突然金髪にしてギャルに変身。当時、秩父郡で唯一のギャルとなり、祖母から「金髪だけはやめてくれ」と号泣された。
そんな今井は「ティーンがやりがちなしくじり行動」の1つとして「内面は何も考えず、見た目だけで個性を出そうとする」を挙げる。今井いわく、これは「自分には個性がありません」とタスキをかけているようなものだという。
吉村の「タスキを現役でかけている人はだれ?」という質問には「ゆきぽよしかり、みちょぱ(池田美優)はけっこう同じニオイがします」と名指し。現役ギャルであるゆきぽよが「天性のギャルなんで。これはもうどうしようもない」と自信ありげにいうと、今井は「4年前(私も)同じことを言ってました」と忠告。笑いを誘った。
高校卒業後、渋谷に遊びに行っていた今井は読者モデルとしてスカウトされ、デビューからわずか3カ月でギャル雑誌『egg』の表紙に登場。当時、今井は週7で渋谷にいてクラブに通い、毎回3軒ほどはしごしていたため、実質「週21」でクラブにいた。
過去、ギャルとしてクラブに行きまくっていた今井だったが、「ギャルを否定しているわけではない」と前置きし、「歳をとっていくにつれてタスキをかけている人が減っていく」と告白。理由は「仕事や家庭でのポジションが個性に変わるから」だという。
今井の冷静な分析に、若林は「急な正論でびっくりしちゃったわ」とツッコミ、吉村は「(今井は)昔は会話が成立しないくらいヤバい人だった」「あのときの我々の混乱を返してくれ!」と叫んだ。
今井の話を聞いていたゆきぽよが「一生ギャルやっていけない?」と後輩としてたずねると、今井は「ギャルの見た目で通すと、社会で生きづらくなります」とバッサリ。ゆきぽよも、ギャルの限界を感じている旨を明かすと、今井は「じゃあ、あと2年で(ギャルを)上がりますね」と断言した。
実際、ゆきぽよも今井と同様「友達と遊んでいるときは『ギャル』って言われるけど、実際、芸能界入るとそうでもないなって……」と、自分が芸能界の中では普通だということに気づき始めている様子。ゆきぽよの本音に今井も「ギャルは周りの“個性怪獣”たちに押し潰されちゃう」と心配を隠せない。
2人の会話を聞いた吉村は「すごいやりとりをしていて分からない」「おじさんついていけない」と自虐し、笑いを誘った。番組は期間限定・無料でAbemaビデオで配信中。