今月4日、9日と相次いで北朝鮮から発射された飛翔体は、およそ1年半ぶりの出来事として各国の注目を集めた。10日付で発行された北朝鮮労働新聞には満足そうな笑みを浮かべる金正恩委員長の写真が掲載された一方、今年2月にベトナムのハノイで行われて物別れに終わった米朝首脳会談以降は中国やロシアとの外交においても目立った進展はなく、今回の飛翔体発射からは金委員長の焦りも透けて見える。
果たして、今回の飛翔体の発射に込められた金委員長のメッセージとは何か。12日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』に出演した北朝鮮事情に詳しいコリア・レポート編集長の辺真一氏(71)が金委員長の本音を解説する過程で、金一族に伝わる興味深い“ゲン担ぎ”が明かされる一幕があった。