将棋の名人戦七番勝負第4局が5月16日、福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で午前9時から始まった。同シリーズは、ここまで挑戦者の豊島将之二冠(29)が開幕から3連勝。名人初挑戦の豊島二冠があと1勝すれば、平成生まれの棋士としては初の名人、さらに史上9人目となる三冠保持者となる。
第1局を千日手の末に勝利した豊島二冠は、第2局でも快勝。第3局は終盤まで形勢が入れ替わる熱戦となったが、最終盤で逆転し、3連勝とした。過去76期行われた名人戦で、開幕から3連勝した棋士はいずれも防衛、または奪取を果たしている。
午後0時30分から1時間の昼食休憩で、佐藤天彦名人(31)は生姜焼き定食、豊島二冠は鰻チャーハンを注文した。昼食休憩前の残り持ち時間は、佐藤名人が7時間42分(消費1時間18分)、豊島二冠は7時間20分(同1時間40分)。
持ち時間は各9時間の2日制で、先手は豊島二冠。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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