5月19日に開催された「K-1 KRUSH FIGHT」後楽園ホール大会で、女子アトム級の新王者が誕生した。
第2代王座をかけ、チャンピオン決定戦で闘ったのはC-ZUKAと高梨knuckle美穂。他団体でのタイトル歴もあるC-ZUKAに対し、高梨はまだキャリア2戦。その闘いぶり、豪快なパンチが評価されてタイトルマッチが決まった。
パンチに絶対の自信を持つ“剛腕女子”高梨は序盤からパンチで前進。C-ZUKAは蹴りで距離を取っていくが、高梨はテンポよく攻撃を繰り出していく。さらに得意のパンチだけでなくローキックもヒット、またボディから顔面につなげるなどコンビネーションも駆使した高梨は、徐々に右をクリーンヒットさせていく。2ラウンド終盤にはコーナーで連打し、ダウンを奪取。C-ZUKAは鼻から大量出血も。
最終3ラウンドになるとボディ打ちからの連打が冴え渡り、再びコーナーでのラッシュでカウントが入ったところでレフェリーが試合を止めた。デビュー3連勝、2連続KOでの王座奪取であり、これはK-1/KRUSHにおける最速記録。それも納得できるだけの内容を見せたと言っていいだろう。
これからはチャンピオンとして、女子アトム級を背負う立場になる高梨。ベルトを巻くと「もっと上に行くためには直さなきゃいけないところがたくさんある。もっともっと練習します」と気合いを入れ直した。キャリアを考えれば、これからまだまだ成長していくことは間違いない。“剛腕女子”・高梨を筆頭に、KRUSH女子戦線は、ここから新たなスタートとなる。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
“剛腕女子”・高梨、“流血KO”でキャリア3戦目の最速戴冠