自動運転技術で“悲劇”を減らす 普及を阻むのは「中途半端が許されない」日本社会? ABEMA的ニュースショー井川意高,田中康夫,千原ジュニア 2019/05/21 02:02 拡大する 先月19日に東京都豊島区池袋で、今月8日には滋賀県大津市でそれぞれ幼い子を巻き込む自動車事故が発生するなど、高齢ドライバーへの対策も含め、自動車運転における悲劇を無くすための対策がいま急がれている。自動車事故増加の有力な抑止策と期待される自動運転技術の未来と課題について、19日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』において特集された。 かねてから「AT限定の運転免許証廃止」を訴えている元長野県知事で作家の田中康夫氏は自動運転技術について「自動運転が嬉しいという人はラクをしたいという人。しかし人間にはすべてのことに義務と権利がある。運転するということは義務を持たなければならない」と主張すると、SF作家のアイザック・アシモフの作品で映画の原作にもなった「アイ・ロボット」を例に挙げて「自動運転は便利だが、ハッキングされることで自動運転が暴走する。あまりに電子制御が凄すぎて、『科学を信じて技術を疑わず』だったのが『科学を用いて技術を超える』人間、つまりAIができても人間の触覚というのは衰えてはいけない。ラクをしたいだけで行くと、コンピューター制御というのは問題もある」と自動運転技術だけに解決策を求めることを危惧した。 続きを読む 関連記事