21日、6月30日(日)に東京・両国国技館で行われる『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の公開記者会見が都内のホテルで行われた。
注目は18日(土)に後楽園ホールで行われた『K-1 KRUSH FIGHT.101』でK-1への参戦を表明し、「K-1のファンの皆さん初めまして。K-1の外からここまで喧嘩を売りに来ました。よそ者の俺がK-1のベルトを奪うので見ていてください」と語ったRISEライト級王者の不可思(クロスポイント吉祥寺 REBELS)。スーパーライト級のワンマッチ、その気になる対戦相手は、第4代Krushライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と発表された。
意気込みを問われた不可思は「K-1に来て1発目で佐々木選手のような選手を用意してもらえたのはとても光栄に思っています。佐々木選手はずっとK-1でやってきて、Krushのチャンピオンでもある。外から来た僕を1発目で潰して止めたいという感じだと思うが、6月30日には佐々木選手が積み重ねてきたものを奪ってやろうと思っている。K-1に参戦するということで反響はあった。新しいことは楽しいので、ワクワクしている。外から来たことで色々な人に迷惑をかけたこともあるが、心からK-1のリングでやりたいと思っていた。ただそれだけです」と決意を語った。
またこの日の会場には、昨年末に死闘を演じた武尊と皇治の姿が。実は二人、同じく18日に行われた『格闘代理戦争4thシーズン』の2回戦で「TEAM武尊」、「皇治軍団」をそれぞれ率いる監督として因縁の再戦を繰り広げており、試合後の小競り合いがネットを中心に波紋を広げていた。
騒動の翌日に行われたK-1のイベントに参加し、すでに謝罪をした両者。武尊は「選手たちが主役じゃなきゃいけない舞台で、僕たちが個人的なことで話題をそちらに持って行ってしまった」と話し、皇治は「俺がしたことは100%悪い。男として人としてカッコ悪いことをした。若い子が頑張っていたし、格闘技代理戦争もKrushでもみんながすごい試合をしたのに、俺がものを放ってしまったことは悪いことだった」などと反省の弁を述べている。
まず中村拓己K-1プロデューサーが経緯を説明し、騒動を謝罪した後、公式会見という公の場で改めて騒動に言及した皇治は「今回は自分が、理由はどうであれ、俺がしたことは全くの間違い。怪我をさせたことは申し訳なかった。素晴らしい格闘家たちが頑張っている舞台に泥を塗ってしまったことに申し訳なく思っている。男として、人間としてカッコ悪いことしたので何回でも謝る。色々な噂があるが、TEAM武尊のメンバーが皇治軍団に卑怯なことをしたという事実はない」と一部ネットで広がっている噂を否定した。
そのうえで皇治は「番組の後に武尊君と話をして、武尊は『殴らないと気が済まない』ということだった。俺らは男同士だから、『殴って気が済むなら殴れ』と言って殴らせました。それから1,2時間とことん話しました」と、二人の中では解決済みだという認識を示した。
一方の武尊は「命がけで頑張った選手たちの場を汚してしまったことを申し訳なく思っている。またあの場所で起きた事、皇治選手にしたことはK-1を背負う立場として相応しくなかった」と話すと、試合前に両チームの選手たちの肩がぶつかり、掴み合いになったことは事実だと認めたが、両チームの選手に対するネット上での噂に関しては「僕と皇治選手の言ったことがすべてなので信じてほしい」と訴えた。また皇治を殴ったことについては「皇治選手納得の上、周囲の人たちが見守る中で殴った。互いが納得の上での行為だったし、男同士、しっかりと和解はできた。皇治選手の対応は男らしかったし、自分の鼻の怪我も、格闘技をやっていれば大したことない」と説明すると、改めて「K-1を最高にしていきたい」と今後の抱負を述べた。
なお、中村プロデューサーは両選手に対する処分として“厳重注意”を課したことを明かした。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
武尊と皇治が公式会見で騒動に言及、不可思の対戦相手も発表
「K-1 WGP 2019 JAPAN 6.30 記者会見」
騒動のきっかけになった格闘代理戦争4th
「TEAM武尊vs皇治軍団」の熱戦