将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で、渡辺明二冠(35)と久保利明九段(43)が午前10時から対局中だ。本局の勝者は2回戦で、豊島将之名人(29)と横山泰明六段(38)の勝者と対戦する。
渡辺二冠は、5人いるタイトルホルダーの中で最年長の35歳。タイトル3つを持つ豊島名人が群雄割拠の状況から一歩抜け出しかけている中、タイトル通算23期の実績とともに、若手棋士の壁として立ちはだかっている。久保九段もタイトル7期を誇り、竜王戦1組、順位戦A級と、まだまだトップクラスでの戦いを続けている一人だ。2人の過去の対戦成績は、渡辺二冠の19勝、久保九段の16勝と拮抗している。
対局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。正午から40分間の昼食休憩で、渡辺二冠が「うな重・梅(ご飯少なめ)」、久保九段が「チキン照り焼き弁当」を注文した。休憩前の両者の残り持ち時間は、渡辺二冠が3時間51分(消費1時間9分)、久保九段が4時間11分(同49分)。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
(C)AbemaTV