シネコンではない小さなスクリーンで、ひっそりと、でも着実に人の心に染みわたっている一本の日本映画がある。真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、森永悠希、戸塚純貴、秋月三佳、冨田佳輔らフレッシュ勢が顔をそろえた群像劇『青の帰り道』だ。実はこの映画、昨年12月にすでに劇場公開されている。しかしメガフォンをとった藤井道人監督の熱い思いによって、5月11日から東京・アップリンク渋谷で再上映がスタート。ゲストを招いてのトークショー効果もさることながら、本編のみの上映回も連日のように満席が続き、ロングラン上映が決定。全国再公開の動きもある。一体何が起きているのか。主演女優の真野恵里菜と藤井道人監督に話を聞いた。