将棋の王位戦挑戦者決定戦が6月6日、午前10時から始まった。史上最多となる通算1434勝を4日に達成したばかりの羽生善治九段(48)が、今度はタイトル100期という大記録に向けての挑戦権獲得を目指し、木村一基九段(45)と対局中だ。勝者は、豊島将之王位(名人、棋聖、29)との七番勝負が決定する。
羽生九段は4日、リーグ戦(白組)で4勝1敗で並んでいた永瀬拓矢叡王(26)とのプレーオフに勝利し、通算1434勝を達成。同時に挑戦者決定戦に進出した。同じく紅組のプレーオフを勝ち上がった木村九段とは、過去48回対戦し32勝16敗と勝ち越しているが、先週30日の対局では木村九段が勝利した。