「テーマによっては逆に大連立を組むとか、それぐらいの思い切ったことをやっていかないと、なかなか憲法議論に着手できないのではないか」「それぐらいの大技を使わないと憲法改正は難しいのではないか」。
 3日に自民党の下村博文憲法改正推進本部長が示した、驚くべき構想。憲法改正を加速するためには日本維新の会など憲法改正に前向きな野党との前向きな大連立を模索する必要があるというのだ。
 しかし自衛隊明記に慎重な立場を崩していない公明党の山口那津男代表は4日「衆議院、参議院の憲法審査会でその点についての議論の深まりもないし、まして合意の形成もない現状だと思う」と指摘、「下村さんの発言を私は聞いていないし、連立という重要な課題について自民党の幹部から何か話を聞いたということは全くない」と不快感を表明している。