9日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』において、タクシーに対して路上で先に手を挙げていたにもかかわらず、手前に割って入った他人に乗車されたケースに関して、「割り込みか否か」法律の専門家が見解を示した。
これはMCを務めるお笑いタレントの千原ジュニアの「気になること」として、番組が検証、解決する試みで、過去には会食の席で行われている“逆さ箸”について、「持ち手は細菌だらけなのでは?」という疑問が検証されている。
タクシーの割り込み乗車問題について取材に応じた「きらり法律事務所」の中川みち子弁護士は「法的な責任を問えるかというと難しい。タクシーは道路運送法で運送の申し込みを受けた順番によって運送しなければならない。明確に反すると罰則もある」と説明するも「先にどちらが手を挙げていたかは分からないことが多く、タクシーは基本的に乗車拒否をできないので、厳密な判断を要求するのは酷」と現実的な意見を述べた。
タクシーと客の契約はどの時点で成立するのか? その問いに対して中川弁護士は「お客さんが手を挙げたことを申し込みと考えて、タクシーがこれに応じて停車して、乗り込んだ客が行き先を告げ、タクシーが走り出したら契約が成立する」と解説。
さらに横取りされた結果、大事な用事に遅刻してしまった。その場合、損害賠償は出来るのかという質問に対しては「遅刻しないように余裕を持って出かけてくださいと言うしかない」と法律以前の問題であるという認識を示した。
では、現役のタクシードライバーの意見はどうか。京都で人気のある「ちょんまげタクシー」の運転手である久江達雄さんは「完全に(手を挙げている人は)見えている。タクシーを探してるかなというのは、十中八九当たる。基本的には、アイコンタクトが無い限り、一番近くのお客さんを乗せる」とドライバー目線で語っていた。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
「先に手を挙げていたのに…」タクシーの“横取り”乗車問題、法律の専門家に見解を聞いてみた
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