13年ぶりに「新しい地図記号」が誕生し話題となっている。
国土地理院は19日から、ウェブ地図「地理院地図」に「自然災害伝承碑」の掲載を開始。自然災害伝承碑とは、過去に起きた「震災」「津波」「洪水」「土砂災害」など、自然災害の情報を伝える石碑やモニュメントのことだ。
きっかけとなったのは、去年7月の西日本豪雨。甚大な被害を受けた広島県坂町には111年前に起きた「大水害の石碑」があったが、地域住民にはあまり知られていなかったという。国土地理院は全国各地の伝承碑情報を収集し、新記号の作成と地図への掲載を決定。先人の災害の教訓を正しく知ることで被害の軽減を目指すとしている。