3年前の広告が「不快」「下品」だとしてTwitterで炎上している。
「ハーフの子を産みたい方に。」――このキャッチコピーがつけられたポスターは、着物販売店「銀座いせよし」が2016年に出した広告。19日に批判するツイートが投稿されると瞬く間に拡散し、「“着物姿”だと外国人にナンパされて良いよ!ってこと?」「発想が下品。そんな理由で着物を着るのですか?」といった批判の声が相次いだ。
また、広告はこの他にも「ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる。」など4パターンがあり、「無礼にも程がある」「日本の伝統を取り扱う側がやっていい事じゃない」「下品というより浅ましい」と批判が殺到した。
しかし、中には「なんで3年も前のが今更炎上?」「3年『も』前じゃなくて、たった3年『しか』前じゃない」「当時よく燃えなかったな」と、時間が経っての炎上を指摘する声も。
この件を受けて銀座いせよしは「これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けていただきたいという意図で制作したものでした。今回、いただいたご意見を真摯に受け止め、参考にさせていただきます」とコメントしている。
こうした過去の作品が炎上するケースに、社会起業家の牧浦土雅氏は「昔のキャッチコピーはいくらでもネットに転がっているわけで、時間軸はあまり意味をなさないと思っている。いま『生む』といったワードに対して世間がセンシティブになっている中でこういったことが起こったので、今後も昔のものを拾ってきて炎上させる手法が増えてくるのでは」との見方を示した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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