将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で、豊島将之名人(29)と渡辺明二冠が6月25日、午前10時から対局中だ。
 8つあるタイトルのうち、豊島名人が3つ(名人・王位・棋聖)、渡辺二冠が2つ(棋王・王将)を保持。2人で計5つを占め、さらなる獲得を目指している。王座戦は本局を含め3連勝すれば、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権を獲得。竜王戦では、豊島名人が1組4位、渡辺二冠は1組優勝を果たし、本戦トーナメントでも挑戦権獲得に向けて好位置からスタートする。残る1つ、叡王戦もタイトル保持によるシードで本戦から出場。8大タイトルを2人で分け合う状況が起きてもおかしくない情勢だ。