「日本との間に条約があって、日本が攻撃されたら我々は第3次世界大戦を戦うことになる。我々の命とコストをかけて。だがアメリカが攻撃されても、日本はアメリカを助ける必要がない。彼らはソニーのテレビでその様子を見ているだけだ」。米FOXニュースの電話インタビューに応じたトランプ大統領の発言が波紋を広げている。
トランプ大統領をめぐっては、米ブルームバーグが25日に「日米安保条約は不公平であり、それを破棄する可能性について側近に漏らした」と伝えていた。この時も菅官房長官が「ご指摘の報道にあるような話は全くない」、河野外務大臣も「(ホワイトハウスから)アメリカ政府の立場とも全く相いれないものだと報道を否定する話が来ている」とコメントするなど、G20を目前に控え日米双方が報道を否定、火消しに走る中で飛び出した発言だった。