将棋の棋聖戦五番勝負の第3局が6月29日、静岡県沼津市の「沼津倶楽部」で始まった。2局を終えて成績は1勝1敗の五分。初防衛を目指す豊島将之棋聖(名人、王位、29)、挑戦者の渡辺明二冠(35)、どちらが勝ってもタイトルに王手をかけることになる。
同シリーズは2局ともに最終盤まで形勢が見えない大接戦。第1局は豊島棋聖、第2局は渡辺二冠と、いずれも後手番が勝利した。両者は25日に王座戦決勝トーナメントでも対局しており、豊島棋聖が勝利。本局で、6月に入り4度目の対戦となる。
過去の成績では、渡辺二冠が13勝7敗とリード。直近3局では、豊島棋聖から見て○●○といった状況だ。8つあるタイトルのうち、2人で5つを占めるだけに、現在の棋界のトップ同士の戦いと言える。
対局の持ち時間は各4時間で、先手は渡辺二冠。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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