プロ麻雀リーグ「Mリーグ」の藤田晋チェアマンが、2019年シーズンに向けて新たなレギュレーションに入ったチーム構成の「男女混成」について「これから女流のレベルを底上げするためにも、ちゃんと枠を作っておきたい」と理由を説明した。
藤田チェアマンは6月30日、麻雀ニュース番組「熱闘!Mリーグ」に出演。来期に向けて、7月9日にはドラフト会議が行われ、10月に新シーズンが開幕する。放送内では、8チーム目として株式会社KADOKAWAが新規参戦することを公表。ドラフト会議では、KADOKAWAが先に3選手を指名し、その後は昨期7位のTEAM雷電から、優勝した赤坂ドリブンズに向けて、順番に単独指名をしていくウエーバー方式が採用される。
ドラフト会議を前に発表されたレギュレーションは「1チーム3人ないし4人」「男女混成」というもの。2018年シーズンを男性のみで戦った赤坂ドリブンズ、渋谷ABEMAS、U-NEXT Pirates、さらに新規参戦のKADOKAWAと、少なくとも4人の女性Mリーガーが誕生することになる。これについては「もともと麻雀界というものが、男性主導で作られてきたので、レベルは男子の方が強くなった。(麻雀は)老若男女が同じ土俵で戦えるのがいいところ。女流リーグ、シニアリーグ、リトルリーグとか作るべきかなと思った時期もあるんですけど、これからも老若男女が同じステージで戦えるように、(ルールに)早めに入れました」と経緯を語った。
これには番組ゲストで陸上・元十種競技日本チャンピオンの武井壮も「女性が入るのも、4人になるのも、(チームの)選択肢が広がります。男女混成になるのは、陸上界でも結構流行ってきていて、男女混成リレーもある。女性と男性が離れると、違う業界みたいになりがち。一緒にプレーできることで人気が高められる」と賛同していた。
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