兵庫・姫路市の市庁舎で16日から開始する、オフィスのエアコン設定を28度から25度に「3度」下げる取り組みに注目が集まっている。
2005年以降、環境省が「クールビズ」の一貫として推奨している「室温28度」。毎年5月1日から9月30日までの期間を基本に、ノーネクタイなど軽装で節電を行い、過度なエアコン利用を控えることで環境に配慮するという取り組みだ。条件にもよるものの、多くの企業などが「室温28度」を目安としている。
そんな中、「室温25度」を検証する姫路市の清元秀泰市長は「28度は暑すぎる。人によって感じ方が違うことも承知しているが、労働効率向上が最大の狙い」と説明。「25度が適温」とする専門家の意見を踏まえ、医師である清元市長自ら提案したという。今月16日から8月末までテスト運用を行い、残業時間と電力代の増減などを検証。電気代が増えても残業が減るのであればそちらを優先するということだ。
慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は、この取り組みが実験だということを評価し、「自治体というのは関連主義で、他がやってからということが多かった。これが正しいかどうかはわからないが、まず自分たちが実験してみるというのは素晴らしい姿勢だと思う」と述べた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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