五月に東京・両国国技館で行われた大相撲夏場所では、一人横綱として場所を迎えるも11勝4敗に終わり、前頭八枚目だった朝乃山(高砂)に58年ぶりとなる平幕優勝を許した横綱の鶴竜(井筒)が名古屋場所を前にインタビューに応じ「十二分にチャンスがありながら優勝できなかった」と先場所を振り返った。
 「残念な場所だった」と話した鶴竜だが、朝乃山に関しては「いい物を持っていたので、声を掛けて出稽古を一緒にやったりしていた。5月は自分の力を出すことができたのだろう」と話し、朝乃山の実力を改めて認め、称賛した。