私は、時々競馬を見に行く。万全を期すべく、府中競馬場の近くに前泊するなど、レジャーとして楽しんでいる。朝、ビールを飲みながら朝マックのソーセージエッグマフィンとハッシュポテトを食べつつ仕事を早朝のうちに終わらせると、後は楽しい競馬タイムである。競馬場へ行く時は毎度貴賓席からなぜか観戦させてもらっているが、実に幸せである。
しかしながら、コレが難しいんだわ。16頭立てで3連単を当てるのは至難の技で、「ボックス」で買うなどすれば、そこそこ当てられるものの、当てるにはけっこうなカネを賭けなくてはならない。昨年の菊花賞、やぶれかぶれで不人気の3連複を100円分買ったところ、万馬券となり、1万6800円となったのが最高だ。それ以外は毎度マイナスである。
というわけで、センスはあまりないのだが、私はたまたまAbemaTIMESのAbema競輪チャンネルの記事作成業務を今年4月からやり続けている。そんな中、編集部のM氏から、「実際にライターの皆さんでWinTicketを使ってみませんか? それをレポートしてくださいよ。中川さん、競馬好きでしょうけど、難しいでしょ? ミッドナイト競輪だと7台しか出走しないので、当てやすいですよ!」とのオファーを受けた。そんなわけで、私を含めた3人のライターで月額の軍資金1万ポイント(1万円)を基に賭けてみる。どれだけ勝てる(負ける)のかをこれから報告していこう。
インターネット投票サービスの『WinTicket』を使えば、会場に行くことなく車券を買うことができる。なお、我々は毎晩20時30分から23時までお笑い芸人とグラドルが登場する『WinTicketミッドナイト競輪』を中心に観ることにした。芸能人の予想や、「マサ」という予想屋の予想、さらには視聴者によるコメントなども参考に、あたかも皆でガヤガヤと勝負に興じている雰囲気になれる。
ギャンブルというものはハマりすぎるのも良くないので、マイルールを課すことにした。
【1】やれる日のやれるレースに賭ける
【2】全レースに賭けよう、などとは思わない
【3】月のチャージ額は1万ポイントまで
【4】自分は毎月の安定収入はあるため、あくまでも「趣味」の一環とする。
1日平均330円のお手軽な趣味、といったものと割り切り私は開始することにした。まず、7月2日の小倉競輪場の第3レースに賭けてみた。このレースでは「7」の選手が大本命である。今後、賭けるにあたっての考え方は以下のようにした。
【3連単or複】
・本命クラスを100pt
・少し確実なのを100pt
【2車複or単】
・少し確実なのを100pt
・確実+大穴100pt
1回に100ポイントで4枚購入し、穴を狙いつつ堅めな車券も購入し、その穴を的中させられなかったとしても、損失を少しだけ補填するというやり方である。たとえば、2連複で1番人気を買ったとしても、2倍ぐらいはつくものだから、400ポイントを賭けたとしても、損失は200円で済むということになる。上記やり方に従い、以下を購入。以後、いずれも100ポイントずつである。
【3連単】
7-1-2:9.1倍
1-2-7:36.7倍
【2車複】
4=7:13.0倍
6=7:171.3倍
なお、WinTicketでは賭けたポイントの3パーセントが戻るキャンペーンも実施しているため、この時は合計400ポイント賭けたが12ポイントが戻ってきた。
結果は画像の通り。3連単の「本命クラス」(2番人気)を的中させ、100ポイントが910ポイントになった。よって、このレースでは先ほどの戻ってきた12ポイントと合わせ、522ポイントのプラスである。牛丼に生卵をつけてお釣りがくるぐらいは勝てたため、この日は満足して打ち切ったのだった。
続いて6日の松阪競輪場も賭けてみた。この時は1万ポイントをチャージしたのだが、初回チャージ時はチャージ額の10%分ポイントのボーナスがつくということで、合計11522ポイントからのスタートだ。
【3連単】
3-1-4:109.2倍
3-4-1:212.6倍
【2車単】
3-1:12.9倍
3-6:4.6倍
6-3:11.6倍
これはあまりにも穴狙いでいき過ぎたか。全部外れてしまった。チクショー! となったため、次のレースも賭けてみた。3連複では若干手堅くいくことにした。
【3連単・複】
3-7-5:64.6倍
3=5=7:7.4倍
【2車複】
1=7:13.0倍
2=3:168.1倍
5=7:8.5倍
チクショー! 今回も負けた! 「よし次で失った1000ポイントを巻き返してやるぜ」と思うも、前回500ポイント勝っているだけに、「2日間で500ポイントしか使ってないからもう今日はやめとこう。レジャーをした、と思っとけ」と心の中の冷静な自分が囁いた。そしてこの日は終了とし、翌7月7日の小倉。第4レースに賭けてみた。
【3連複】
1=5=7:3.2倍
2=5=6:70.0倍
【2車複】
5=6:112.3倍
6=7:48.7倍
これは手堅く行った1=5=7が的中し、320ポイントに。80ポイントのマイナスだが、久々の勝利ということで良しとしよう。まだ4レースしかやっていないものの、現段階で学んだことを書いてみると、以下になる。
【1】やっぱり、本命は強い。よって、「堅い」車券は200ポイントを賭けてもOK
【2】穴狙いはより興奮度が増すため、これからも続ける
というわけで、現在残った1万600ポイント、これからどうなるか楽しみである。なお、画像には1万282ポイントとあるが、ここに後ほど7日に勝った320ポイントが追加される。
写真・文:中川淳一郎
(C)AbemaTV
▶スマホで競輪するならWinTicket!お得なキャンペーン実施中!
中川淳一郎■1973年生まれの編集者。親族に麻雀狂がいたため、賭け事はあまり好きではなかった。だが、ここ3年ほど年に3回東京競馬場の貴賓席に行くようになり、「理性を持てば楽しいもの」という認識に。
■ミッドナイト競輪
2011年から始まった深夜の時間帯に開催されている競輪の競走。全国の競輪場のうち小倉(北九州メディアドーム)、前橋(ヤマダグリーンドーム前橋)、青森、高知、佐世保、玉野、奈良、武雄、西武園、大垣、弥彦、別府、宇都宮、松阪、豊橋、松戸、川崎、伊東温泉、松山、函館、四日市の計21場で開催されている。基本的に各レース7車立ての7レース制で、第1競走の選手紹介は20時50分、最終第7競走は23時19分発走(一部の場で違いあり)。開催が深夜のため無観客で行われるが、ネット投票を中心に売上が年々伸びている。
■WinTicket
株式会社WinTicketが運営する競輪投票サービスで、2019年4月にスタート。各競輪場でおこなわれる競争に投票が可能のほか、レースのライブ映像、AbemaTV競輪チャンネルで放送されるミッドナイト競輪にフォーカスしたオリジナル番組「WinTicket ミッドナイト競輪」も視聴することができる。各種ポイントキャンペーンや、AI予想などもある。