今、“残念”というキーワードが密かな注目を集めている。「日本人の9割がやっている残念な習慣(青春出版社)」や「ざんねんな手相(扶桑社)」など、書店でも“残念”という言葉を見にする機会は増える一方だ。
 人間に限らず、動物編も人気だ。中でも累計300万部を突破したベストセラーシリーズの一つ「おもしろい! 進化のふしぎ もっとざんねんないきもの事典(高橋書店)」を見ると、自分も感電してしまうデンキウナギ、8000本も歯が生えているのにほぼ使わないジンベエザメ、カブトムシはモンシロチョウより飛ぶのがおそいなど、各エピソードとコミカルなイラストが人気の秘密といえる。