投資銀行「ドイツ銀行」が大規模なリストラを明らかにした。経営再建策として、2020年までに従業員約1万8000人を削減、株式売買業務から撤退し、不良債権を抱える投資銀行部門の約9兆円の資産を分離し処分を進める。
ドイツ銀行は1870年設立のドイツ最大のメガバンクで、総資産は191兆円(2019年)、従業員は約10万人を有する。戦後、ドイツ経済成長の原動力となり、“ヨーロッパ最強”の銀行と呼ばれたことも。“世界最強”を目指し投資銀行業務を拡大。米ゴールドマンサックスと争うほどに成長した。
そんな“名門”の大量リストラを専門家はどのようにみているのか。金融ジャーナリストの川口一晃氏は「まだまだ見守る段階。ヨーロッパでは大規模なリストラなどはけっこう多い。だが、特にドイツ銀行は厳しい状況であることに違いはない」と指摘。
一方、日本への影響としては「みんな『ドイツ銀行やばいよね』と気にしながら仕事しているので、突如破綻したとしてもそこまでの大きなショックにはならないだろう。ただし、ヨーロッパの銀行が破綻の連鎖になると危ない」と警鐘を鳴らした。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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