投資銀行「ドイツ銀行」が大規模なリストラを明らかにした。経営再建策として、2020年までに従業員約1万8000人を削減、株式売買業務から撤退し、不良債権を抱える投資銀行部門の約9兆円の資産を分離し処分を進める。
 ドイツ銀行は1870年設立のドイツ最大のメガバンクで、総資産は191兆円(2019年)、従業員は約10万人を有する。戦後、ドイツ経済成長の原動力となり、“ヨーロッパ最強”の銀行と呼ばれたことも。“世界最強”を目指し投資銀行業務を拡大。米ゴールドマンサックスと争うほどに成長した。