小学校の男性教諭が児童に対し、クイズに正解した際のご褒美として「ベロチュー」を提示していたというニュースが17日、Twitterで話題になるなどネットに衝撃を与えている。
ことし4月、石川・金沢市の小学校で40代の男性教諭が、健康診断で教室に控えていた6年生の児童に算数に関するクイズを出題。正解した時のご褒美として、「握手」「高い高い」「なでなで」「ハグ」「ベロベロチュー」のうち1つを選べると話したという。実際に行われたのは握手までだったそうだが、翌日には女児の1人がショックを受け学校を休んだそうだ。
この男性教諭は去年も同様のクイズを出題しており、「冗談のつもりだった」と話しているという。その後、男性教諭が自ら校長に申し出て、このクラスの担任からは外れているということだ。今回の件を金沢市教育委員会に聞いたところ、「教師の処分は厳重注意。場を和ませる目的だとしても明らかに不適切な発言であり、児童の心のケアに努めたい」との回答だった。
さらに、臨床心理士で心理カウンセラーも務める明星大学准教授の藤井靖氏にも意見を聞いたところ、「経験年数があるのに“過激な発言”でしか注目を集められないのは能力不足と言わざるを得ない」と苦言。また、学校現場は基本的に事なかれ主義だそうで、「教師の問題発言は日常的にある。子どもや保護者の訴えで発覚する以外は少なく、校内の自浄作用は発揮されない」と指摘した。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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