将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝が7月18日に行われ、永瀬拓矢叡王(26)が佐藤天彦九段(31)に75手で勝利し、挑戦者決定戦へと進出した。対戦相手は豊島将之名人(29)。
 5月に初タイトルを取った永瀬叡王は、名人3期の実績を誇る佐藤九段に対して早い段階からプレッシャーをかけると、夕食休憩を終えて夜戦に入ったあたりから一気に攻勢をかけ、終わってみれば持ち時間を1時間25分残し、手数も75手という快勝。豊島名人との20代タイトルホルダー対決を前に、弾みをつける格好となった。