日本将棋連盟による7月22日週の公式戦は、22日に羽生善治九段が、順位戦A級2回戦で三浦弘行九段と対局。今期の名人挑戦を目指す。23日には豊島将之名人と、藤井聡太七段という注目のカードが組まれている。豊島名人は25日にも永瀬拓矢叡王との対局があり、若手強豪との対局が続く。主な対局は以下のとおり。
7月22日(月曜日)
竜王戦決勝トーナメント 永瀬拓矢叡王 対 鈴木大介九段 (携帯中継)
順位戦A級 羽生善治九段 対 三浦弘行九段 (AbemaTV・携帯中継)
タイトル100期を目指す羽生九段は、昨年2番目の成績で惜しくも挑戦権獲得ならず。今期は初戦で前名人の佐藤天彦九段を下しで、好発進した。対局の持ち時間は各6時間で、先手は三浦九段。A級は10人の総当たりで、成績トップ者が挑戦権を獲得、勝敗数が並んだ場合はプレーオフとなる。
棋王戦決勝トーナメント 丸山忠久九段 対 山崎隆之八段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦二次予選 谷川浩司九段 対 稲葉陽八段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 村山慈明七段 対 古森悠太四段 (携帯中継)
新人王戦 八代弥七段 対 本田奎四段 (携帯中継)
7月23日(火曜日)
竜王戦決勝トーナメント 豊島将之名人 対 藤井聡太七段 (将棋プレミアム・ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
藤井七段が17歳となって初めて臨む公式戦の相手は、棋界の序列1位に君臨する豊島名人。公式戦での対局は1度だけあり、この時は豊島名人が勝っているが、今年1月に公開された新人王戦の特別対局(非公式戦・持ち時間3時間)では、藤井七段が勝っている。豊島名人からも自身の絶頂期で藤井七段と対局したいといった発言もあり、注目の一局になりそうだ。なお、本局の勝者は豊島名人から棋聖位を奪った、渡辺明三冠と対戦することになる。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
竜王戦2組昇決 郷田真隆九段 対 佐々木勇気七段 (携帯中継)
叡王戦予選 高野秀行六段 対 遠山雄亮六段 (携帯中継)
叡王戦予選 伊藤博文七段 対 千田翔太七段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦二次予選 深浦康市九段 対 近藤誠也六段 (携帯中継)
YAMADAチャレンジ杯 門倉啓太五段 対 今泉健司四段 (携帯中継)
リコー杯女流王座戦本戦 伊藤沙恵女流三段 対 室田伊緒女流二段 (携帯中継)
7月24日(水曜日)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 先崎学九段 対 井出隼平四段 (携帯中継)
新人王戦 増田康宏六段 対 黒沢怜生五段 (携帯中継)
リコー杯女流王座戦本戦 山田久美女流四段 対 山口恵梨子女流二段 (携帯中継)
7月25日(木曜日)
王座戦挑決 豊島将之名人 対 永瀬拓矢叡王 (AbemaTV・携帯中継)
現在二冠の豊島名人が、三冠復帰を果たすのに最も近距離にいるのが王座戦。まだ無冠だった2014年度、当時の羽生善治王座に挑戦したものの、五番勝負を2勝3敗の成績で、奪取に失敗した。挑戦権獲得となれば5年ぶりの王座挑戦だ。永瀬叡王は、今年5月に念願の初タイトルを獲得。王座戦では過去に番勝負に進んだ経験はない。29歳の名人に、26歳の叡王。今後の将棋界をリードするタイトルホルダー同士の好勝負だ。持ち時間は各5時間で、先手・後手は振り駒で決まる。
朝日杯将棋オープン戦一次予選 岡崎洋七段 対 渡部愛女流三段 (AbemaTV)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 門倉啓太五段 対 岡崎か渡部 (AbemaTV)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 佐藤秀司七段 対 飯島栄治七段 (AbemaTV)
YAMADAチャレンジ杯 石井健太郎五段 対 梶浦宏孝四段 (携帯中継)
YAMADAチャレンジ杯 藤森哲也五段 対 大橋貴洸四段 (携帯中継)
7月26日(金曜日)
棋王戦挑決トーナメント 斎藤慎太郎王座 対 佐藤康光九段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦二次予選 松尾歩八段 対 澤田真吾六段 (携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 室岡克彦七段 対 長岡裕也五段 (AbemaTV)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 田村康介七段 対 室岡か長岡 (AbemaTV)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 大石直嗣 対 荒木隆アマ (携帯中継)
7月27日(土曜日)
叡王戦予選 黒田尭之四段 対 里見香奈女流五冠 (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
叡王戦予選 山本博志四段 対 鈴木肇アマ (ニコニコ生放送・AbemaTV・携帯中継)
朝日杯将棋オープン戦一次予選 平藤眞吾 対 畠山大樹アマ (携帯中継)
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