全国47都道府県を代表したボートレーサーが出場する「全国ボートレース甲子園」が、グレードレースとして新設。それにちなんで「地元愛」と「地方色」をテーマとした特番「ボートレース県民性グランプリ」が7月27日、AbemaTVにて放送された。
ボートレース場は全国24場で、最北端は桐生ボート、最東端は江戸川ボート、最南端且つ最西端は大村ボート。全国ではボートレース場のない県も多く、毎年デビューする新人ボートレーサーの中には、そんなボートレース場のない県の出身者もいる。番組で特集された生田波美音も、その一人だ。
生田は新潟県出身。幼い頃から空手、ソフトテニス、剣道など武道やスポーツを経験した。ボートレーサーを志したきっかけは小学生の時、父に「プロスポーツでいい職業がある」と言われたから。ボートレース場へ足を運ぶようになり、自分の夢へと変わったという。
中学卒業で競争率20倍以上ともいわれる養成所へ入所して、在校中は3位の好成績。現役最年少の16歳で念願のデビューを果たした。「道中の走りとか、反省すべきところがあり過ぎる」。生田は休日も「95%ボートのことを考えている」とのこと。現在、恋人はいないそうで、「デビューして3年はボートが恋人だと思え」と養成所から言われたそうだ。
初任給は4日間のレースでおよそ「15万円」。家族7人で焼肉を食べて、全て生田が支払ったそうだ。「男女平等で戦えるところに魅力を感じる」。自身で選んだ職業の魅力を、このように語った現役最年少美女ボートレーサー。先輩たちのサポートを全力でしつつ、トップレーサーへの仲間入りを目指す。
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