将棋の王位戦七番勝負の第2局が7月30日、北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」で始まった。初防衛を目指す豊島将之王位(名人、29)と、挑戦者の木村一基九段(46)との対戦で、第1局は豊島王位が勝利している。
 昨年度の初タイトル獲得から、一時は三冠も保持した豊島王位は現在、名人・王位の二冠。竜王戦挑戦者決定トーナメントでも準決勝まで勝ち進み、棋界の序列1位に立つ力を発揮し続けている。対する木村九段も、同シリーズで悲願の初タイトルを目指すほか、同じく竜王戦挑戦者決定トーナメントでも、別ブロックの準決勝まで勝ち進んだ。両者が勝ち上がれば、挑戦者決定三番勝負でも顔を合わせることになる。