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(昨年、伊藤に強烈な逆エビ固めを決めた我妻。大石もその存在を警戒しているという) 

 アイドル界、夏のビッグイベントと言えば「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)である。お台場・青海周辺の複数のステージで全国各地から集結したアイドルがライブを披露。今年は8月2日から4日まで、3日間にわたって開催される。

 このTIFで、昨年から行なわれているのがDDTの路上プロレスだ。DDTとアイドル界の縁は深く、かつて両国国技館大会で「アイドルランバージャック」マッチを実施。系列団体の東京女子プロレスでは、アイドルとレスラーの完全同時進行グループ、アップアップガールズ(プロレス)が活躍中だ。

 今年のTIF路上プロレスはアイアンマンヘビーメタル級王者・坂口征夫にさまざまな選手が挑戦するタイトルマッチ。野外ステージ「スマイルガーデン」からプレスエリア、客席エリアまで使ってのバトルが展開される。アイドル兼レスラーのアプガ(プロレス)、伊藤麻希に加え、アイドル枠として夏目みさき(chuLa)、沢口愛華(dela)、我妻実(ハコイリ♡ムスメ)、塩川莉世(転校少女*)も参加。“大社長”高木三四郎はアイドルたちのセコンドを務めつつ、プロレス界へのスカウトを狙うとの噂も。

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(TIF参戦に燃える大石と納谷のDDTドルヲタ師弟コンビ)

 ここに新たに参戦表明したのは、5月にDDT移籍を果たした納谷幸男だ。名横綱・大鵬の孫にして父は貴闘力。自身も201cmの巨体を誇るホープである。この納谷が、実はアイドルオタクらしい。

 7月30日のDDT定例会見に乗り込んだ納谷は、司会の今林久弥APに「俺を! TIFに! 出せ!」と連呼。詰め寄った勢いでテーブルを倒してしまう。あまりの迫力に今林APは参戦OKを出したものの、納谷は取材からの質問にも「俺を! TIFに! 出せ!」としか答えない興奮ぶり。そんな中、同席した大石真翔が解説してくれた。

 自身もマット界屈指のアイドル好きでありDD(誰でも大好き)、TIF路上プロレスにも参戦する大石によると、納谷は「AKBとか、わりとメジャーどころが好きみたいです」。また路上プロレスは8月2日の13時45分開始だが「早めに会場入りして朝のあーりん(ももいろクローバーZ佐々木彩夏)から見るつもりらしいですよ」との情報も。

 TIFにかける納谷の情熱は疑いようがないわけだが、コワモテかつ硬派で知られる坂口に加え納谷の参戦でTIF路上プロレスの異色ぶりは増すばかり。さらに2年連続での登場となる“ぽにょ”ことハコムス我妻は、昨年アイドル腕相撲トーナメントで優勝、自信をつけている。アイアンマン王座はレスラー以外でも勝てばベルトを巻けるだけに、ハコムス卒業を控える我妻がチャンピオンになる可能性もある。

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(アプガ(プロレス)のらく(中央)はTIF路上プロレスでの初勝利&ベルト奪取に意気込んでいる)

 ただ、この舞台でアプガ(プロレス)がおとなしくしているわけにはいかない。アイドルでありレスラーでもある彼女たちにとって、TIFでのプロレスはまさに“本場所”だ。メンバー3人(乃蒼ヒカリ、らく、渡辺未詩)全員が初戴冠のチャンスであり、特にらくは“初勝利&初戴冠”もあり得る。

 試合時間は10分。この短い時間で誰が目立ち、ベルトを巻き、アイドルファンにインパクトを残すのか。炎天下のフェスだけに、納谷が試合前のライブ鑑賞でスタミナをロスしないかどうかも気にかかる。

文・橋本宗洋

(C)AbemaTV

▶映像/日本一の美女レスラー、DDT路上プロレスに参戦!

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