将棋の王位戦七番勝負の第2局が7月30・31日、北海道札幌市の「京王プラザホテル札幌」で行われ、豊島将之王位(名人、29)が木村一基九段(46)に118手で勝利し、第1局に続き連勝、初防衛にさらに前進した。
 第1局は持ち時間を3時間以上余す完勝だった豊島王位だが、第2局は苦戦模様。一時は、持ち時間で3時間以上離されるなど、劣勢が続いていた。それでも中盤以降じわりじわりと差を詰めると、終盤ついに逆転。不利とされる後手番での逆転勝利と、大きな白星を挙げた。