将棋の竜王戦決勝トーナメントの準決勝が8月2日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と渡辺明三冠(35)の対局は、夕食休憩を終えて、いよいよ佳境の夜戦に入った。
豊島名人は昨年度、初タイトルを獲得してから、通算3期。現在は名人・王位の二冠で、棋界の序列1位に立っている。渡辺三冠は、永世竜王・永世棋王の有資格者で、通算タイトルは23期。歴代5位、現役では3位の快記録だ(ともに1位は99期の羽生善治九段)。
対局は角換わり腰掛け銀の出だしから進行。序盤、中盤と豊島名人の方が時間を多く使う状況だったが、その後渡辺三冠に2度の長考があり、夕食休憩時点では持ち時間ではほぼ並んだ。
本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は豊島名人。勝者は、挑戦者決定三番勝負で永瀬拓矢叡王(26)と木村一基九段(46)の勝者と対戦する。現タイトル保持者は、広瀬章人竜王(32)。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
豊島将之名人 カレーライス 渡辺明三冠 注文なし
【夕食休憩時点での残り持ち時間】
豊島将之名人 1時間43分(消費3時間17分) 渡辺明三冠 1時間34分(消費3時間26分)
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