将棋の竜王戦決勝トーナメントの準決勝が8月2日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と渡辺明三冠(35)の対局は、夕食休憩を終えて、いよいよ佳境の夜戦に入った。
 豊島名人は昨年度、初タイトルを獲得してから、通算3期。現在は名人・王位の二冠で、棋界の序列1位に立っている。渡辺三冠は、永世竜王・永世棋王の有資格者で、通算タイトルは23期。歴代5位、現役では3位の快記録だ(ともに1位は99期の羽生善治九段)。