将棋の王位戦七番勝負第3局が8月8日、福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」で、午前9時から行われている。第1、2局ともに豊島将之王位(名人、29)が勝利しており、本局に勝てば初防衛に王手となる。自身初タイトルを目指す木村一基九段(46)は反撃なるか。
 両者の過去の対決は10局あり、豊島王位が6勝4敗と勝ち越している。両者の顔合わせは竜王戦挑戦者決定三番勝負でもあり、異なるタイトル戦で同時に七番勝負と三番勝負を並行して行う状況になっている。今年度の成績では、豊島王位が15勝4敗、木村九段は10勝8敗。豊島王位においては、4敗のうち3敗が渡辺明三冠(35)、1敗が永瀬拓矢叡王(26)と、タイトルホルダー以外には無敗を継続している。