将棋の王位戦七番勝負第3局が8月9日、福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」で再開した。1日目に、挑戦者の木村一基九段(46)が封じた52手目が明かされ、初防衛を目指す豊島将之王位(名人、29)の手番で2日目の幕が開いた。
 同シリーズは第1局、第2局ともに豊島王位が勝利。通算3期のタイトル歴を誇るが、いずれも奪取で、本局に勝利すれば自身初のタイトル防衛に王手をかけることになる。一方の木村九段は、1997年4月にプロデビューを果たし、今回でタイトル挑戦は7度目。悲願の初タイトルに、まずは1勝取り返したいところだ。