将棋の王位戦七番勝負第3局が8月9日、福岡県福岡市「大濠公園能楽堂」で行われている。
 第1、2局ともに初防衛を目指す豊島将之王位(名人、29)が勝利。本局を取れば、一気の3連勝で防衛に王手をかける。挑戦者の木村一基九段(46)は悲願の初タイトルに向けて、まずは1勝をあげたいところだ。対局は1日目の早い段階から戦闘開始。2日目に入り、お互い長考し中盤、終盤に向けて読み合っているところだ。昼食前に豊島王位に1時間37分の長考があり、持ち時間では木村九段が2時間以上リードしている。