韓国の文在寅大統領は8日、日本の輸出規制についてまたも糾弾した。「結局、日本は国際社会で信頼を失い、日本企業も需要を失い被害をこうむることになる。日本は不当な輸出規制措置を1日も早く撤回するべきだ」と、輸出規制は徴用工問題の報復だとして、日本を非難する姿勢を崩さない韓国。
一方、日本政府は輸出規制を行っている3品目の中の1品目について、規制強化後初めて韓国へ輸出許可を出したことを明らかにした。世耕経済産業大臣は「厳正な審査を経て、安全保障上懸念がない取引であると確認できた最初の案件について、すでに輸出許可を付与している」と説明。つまり、日本の輸出規制は徴用工の報復ではなく、軍事転用可能な製品や技術の審査を安全保障上の観点から行っているという姿勢を改めて示した。