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 1年ぶりとなるRIZIN名古屋大会が、8月18日にドルフィンズアリーナで開催される。MMAに加え、立ち技でも数々の強豪が集まるRIZIN。最近は“TV向け”的な話題性のある試合以上にクオリティ重視のマッチメイクが目立つようになってきた。

 そんなRIZINを牽引するのが、キックでは那須川天心、MMAでは堀口恭司だ。UFCフライ級トップ戦線でも活躍した堀口はRIZINのバンタム級王者。今年6月にはニューヨークでアメリカのメジャー団体・ベラトールのベルトも巻いた。

 2冠王として初の試合となる名古屋大会、堀口は朝倉海と対戦する。THE OUTSIDER出身で、RIZINでも連勝中の25歳。勢いに乗る新世代が大物に挑むという構図だ。

 朝倉の格闘センスは誰もが認めるところ。単なる“チャレンジマッチ”で終わらないものになる可能性は充分にあるだろう。堀口も「一発当たれば終わり。慎重にいきたい」と言う。しかし「しっかり差を見せたい」、「全体に自分のほうが上」と自信も。下剋上を狙う朝倉とワールドクラスの堀口。RIZINならではのメインイベントだ。

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 また名古屋大会のセミファイナルには、女子スーパーアトム級チャンピオンの浜崎朱加が登場する。対戦相手はアム・ザ・ロケット。豊富なムエタイキャリアを持ち、そこに柔術の寝技も併せ持つタイの選手だ。

 浜崎としては、まずは蹴りをディフェンスしながらテイクダウンしていきたい。8月7日の公開練習でも、蹴り対策を重視したスパーリングを見せた。浜崎はこの試合に向け、MMAを始めた時からの師匠である藤井惠が住む広島を訪れ、「ガムシャラな練習をしてきました」という。曰く「初心に戻るいい機会」。技術的な練習だけでなく、真夏の炎天下で階段ダッシュ、坂道ダッシュを繰り返したそうだ。

「めちゃくちゃキツかった(笑)。でも藤井さんに言われるとできますね。頑張れちゃう。やっぱりそこは師弟関係なので」

 アメリカの女子団体インヴィクタでチャンピオンになったこともある浜崎は、堀口同様に世界レベルのファイター。「ベルトの価値を上げていきたい」という浜崎を軸に、RIZINの女子戦線は活況を呈している。前大会からは韓国の強豪で元UFCファイターのハム・ソヒも参戦してきた。さらに山本美憂の台頭も大きい。浜崎はベラトールとの対抗戦にも意欲を見せている。

 「日本人の若い選手の挑戦を受けるというのも憧れます」と浜崎。新世代の台頭、底上げこそが重要だということだろう。今は目立つ存在はいないというが「若い世代は伸び代があるので。数年でどんどん伸びてくると思います」。そこまで見据えるのがチャンピオンの使命感か。

 世界を知る2大王者が揃う名古屋大会は、日本最大級の格闘技イベントにふさわしいグレードをもったものになるだろう。

文・橋本宗洋

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