将棋の王位戦七番勝負第4局が8月21日、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で2日目が始まった。1日目は挑戦者の木村一基九段(46)が45手目を1時間37分の長考の末に封じ手。後手の豊島将之王位(名人、29)の手番で再開した。
 両者の対局は過去に12回あり、豊島王位の7勝5敗とリード。同時期に行われている竜王戦挑戦者決定三番勝負でも両者が対戦していることから、王位戦七番勝負と合わせて「十番勝負」と呼ぶファン、関係者も少なくない。