残った人、戻りたくても戻れない人…西日本豪雨に見舞われた集落の1年 テレメンタリー 2019/08/24 10:00 拡大する 「"お前は家の中で避難の準備をしろ"。あの日、最後に聞いた父の声がまだ頭から離れません。平成30年7月6日、忘れられないあの災害から1年。今も雨が降る度に、あの光景が浮かんできます」。 大切な家族も、自慢の棚田も、何もかも流されてしまうことを誰が想像できただろうか。西日本豪雨で土砂に襲われた小さな集落の1年を見つめた。 西日本豪雨での広島県での犠牲者は130人を超え、いまだに行方がわからない人もいる。呉市安浦町の山間にある、24世帯58人が暮らしていた市原地区でも、土砂崩れに襲われて3人の命が奪われた。 続きを読む