地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、モデルの松本愛、フリーアナウンサーの雨宮萌果、超特急のユーキが出演。
今回は「ウケると思って夫の愚痴を言ったら、夫をズタズタに傷つけてしまった先生」として、芸人の椿鬼奴が登場した。
一度テレビで愚痴を言ってしまうと、それがウケ狙いにも関わらず、事態はどんどん大きくなってしまうと訴えた鬼奴。原因は、悪口が大好物なバラエティディレクター(バラエティD)が存在するからだという。
さらに、打ち合わせでバラエティDに愚痴を提供してしまうと、次に「刺激的なラテ・サイドテロップほしがりおじさん(バラエティプロデューサー)」が登場し、さらに事態は悪化する。
ラテとは新聞の番組表などに掲載されている放送予定内容のこと。サイドテロップはテレビ放送時に左上・右上に表示されている文字情報のことだ。これらは文字数が限られている分、インパクトのあるワードで視聴者の興味を引く必要があるため、過激になりやすい。
吉村は女性関係について聞かれることが多く、打ち合わせの後半は取り調べのようになるという。「最近誰を口説きました?」という質問では、無理やり名前を絞り出し、女優・宮崎美子を挙げたこともあるというが、これはまったくの嘘だ。
鬼奴は、バラエティDやラテおじさんがタレントの愚痴を過激にし、まとめ記事を書く人がネットで拡散させるという「地獄の流れ」があると警鐘を鳴らす。
これに超特急・ユーキは「今の芸能界の流れ。1つのことを大ごとにする」と共感していたが、急に「お金をもらってる方がいるってことだと思いますけど……」と濁し、なぜかトーンダウン。
すると吉村と澤部は「急に止まりやがって」「超特急なんだから」と野次を飛ばした。そんな2人に若林から「それがラテおじさんなんだよ」とツッコミを入れられ、吉村は「知らないうちに“ラテおじさん”になってた!」と大爆笑。
鬼奴がテレビで語る夫の破天荒エピソードを本気にした世間の一部は、ネットでバッシングするだけにとどまらず、街で罵倒することもあったという。
吉村も、街を歩いていたら「俺のほうがおもしろいから大喜利やろうぜ」と、大喜利ストリートファイトを挑まれることがあると告白。若林が「じゃあその場で返り討ちにしてるわけでしょ?」と聞いたところ、現実は「いやいや、ちょっとやめましょうよ」と、相手を「先生!」と呼びつつ「負けそうだから逃げる」とコメント。
まさかの吉村の「逃げる」という手段にスタジオは大爆笑。AbemaTV視聴者のコメントでは「吉村は根回しの天才」「それが無難」など、吉村の対応を絶賛する声が寄せられた。