地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、モデルの松本愛、フリーアナウンサーの雨宮萌果、超特急のユーキが出演。今回は「ウケると思って夫の愚痴を言ったら、夫をズタズタに傷つけてしまった先生」として、芸人の椿鬼奴が登場した。
お笑いトリオ・グランジの大と結婚し5年目の鬼奴。芸人の夫をおいしくするために、テレビでクズエピソードを語ったところ、観客や視聴者がドン引きしてしまい、夫を傷つけてしまったことがあると告白した。
また、愚痴は一度言ってしまうと事態がどんどん大きくなってしまうという。その原因は、悪口が大好物なバラエティディレクター(バラエティD)の存在だ。
悪口はバラエティDにとって最高のご馳走。番組の打ち合わせでは、ノロケ話よりも「愚痴ありませんか?」と聞かれることが多く「最近、何でケンカしました?」「あえて挙げると、旦那さんの嫌なところは?」などと聞かれた。これに鬼奴は「誘導があっても言わないっていうのが大事」と注意を促す。
バラエティDによって愚痴の話題はどんどん大きくなっていくが、さらに事態を悪化させる人物がいる。最終的に行き着くのは「ネットニュースにしたがりまとめお兄さん」だ。
“まとめお兄さん”は、番組を見て短く記事にまとめ、ネットに拡散させる。そして、話の前後がわからないまま見出しだけを読んだ世間が、事実とは異なることを信じてしまうケースが後をたたない。
オードリー・若林も、自身のラジオ番組関連で思い当たることがあるといい「ラジオを聞いてない人が炎上やってる」とコメント。正しい状況を理解していない人がネットだけの情報を鵜呑みにして、炎上を引き起こしていると訴えた。
また、芸人の南海キャンディーズ・山里亮太と女優の蒼井優が結婚したとき、実際には祝福していたにも関わらず、ネットでは「山ちゃんの結婚にショックで3日話していないことになってた」と事実ではない情報が出回ったことを告白。
しかし、若林は「アンガールズの田中さんも言ってたんだけど、祝福はするんだけど、カメラの前に立つと『おい山里!』ってやっちゃうんだろうね」と自虐。山里への祝福の気持ちを明かしつつ、いざカメラが回った際の対応に自分で苦笑いしていた。