将棋の王位戦七番勝負第5局が8月28日、徳島県徳島市「渭水苑」で行われている。初防衛を目指す豊島将之王位(名人、29)と、最年長初タイトルを狙う木村一基九段(46)の対局は、2日目の昼食休憩を終え、午後1時30分から再開。早くも勝負は終盤戦に突入する勢いだ。
豊島王位と木村九段による同シリーズは、ここまで2勝2敗のタイ。開幕から連勝した豊島王位に対して、木村九段が盛り返した形だ。同時期に行われている竜王戦挑戦者決定三番勝負でも1勝1敗、さらに過去の対戦成績でも7勝7敗と、がっぷり四つだ。
本局は角換わりの出だしから、豊島王位が早いテンポで指し進めると、木村九段が時間をかけて対応する展開に。2日目は豊島王位が封じた83手目から再開したが、その後も戦いは激化。お互いが鋭く攻め込む切り合いの様相だ。持ち時間では、対局開始から豊島王位がリードする状況が続いていたが、現在では28分差まで詰まっており、激戦であることを表している。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。先手は豊島王位。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之王位 親子丼 木村一基九段 鉄火丼
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之王位 2時間56分(消費5時間4分) 木村一基九段 2時間28分(消費5時間32分)
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