将棋の朝日杯将棋オープン戦の一次予選が8月29日に行われ、湯上真司アマがタイトル経験もある中村太地七段に、115手で勝利する金星をあげた。
朝日杯将棋オープン戦は持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。
湯上アマは今年6月に行われた同棋戦のプロアマ一斉対局で、長谷部浩平四段を相手に、プロ棋戦で初勝利。3月に行われた朝日アマチュア将棋名人戦の全国大会では3位に入っている強豪だが、本局では王座のタイトル経験もある中村七段に、相掛かりの出だしから攻め合いを制して勝利。アマの強豪がプロ棋士を破ることは度々あるが、今回はひときわ大きな勝利となった。
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