将棋の叡王戦の段位別予選(七段戦)が8月29日に行われ、村山慈明七段(35)が豊川孝弘七段(52)に115手で勝利した。
叡王戦は、全棋士、女流棋士1人、アマチュア1人によるタイトル戦で、段位別予選、本戦トーナメントを勝ち抜いた2人が、挑戦者決定三番勝負を行う。挑戦者は、永瀬拓矢叡王(26)と七番勝負を行う。予選は四段、五段、六段、七段、八段、九段と、段位別で行われ、各段位によって本戦出場枠が異なる。
同局は村山七段の居飛車、豊川七段の振り飛車という対抗形になったが、大駒の交換からうまく豊川陣に切り込むことに成功した村山七段がリード。堅い守りをいかしながらの攻めで、見事に勝ち切った。村山七段は午後7時から、藤井聡太七段(17)と対戦する。AbemaTVではこの対局を終了まで生放送する。
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