8月30日、RISE幕張メッセ大会(9月16日)に向けたファン公開記者会見が都内ホテルで行なわれた。この大会の目玉は、やはり世界トーナメントの決勝戦。各国から強豪が集う中、-58kgが那須川天心vs志朗、-61kgが梅野源治vs白鳥大珠と日本人対決に。

 海外の強豪を相手に1回戦、準決勝ともインパクト絶大の勝利で決勝進出を決めた那須川に対し、志朗はムエタイで活躍してきた選手。ムエタイとRISEにはヒジ打ちの有無などルールの違いも大きいが「どのルールでも強い選手になるのが一番の目標」と志朗は語る。ルールの違いを超えてRISEに参戦した最大の目的は、もちろん那須川との対戦だ。念願の一騎打ちに「デビューした時からやると思ってた相手」と気合い充分。「いかに研究して穴を見つけるか。詳しくは言えませんが、楽しみにしていてください」と言う。

 RIZINでは朝倉海が堀口恭司をKOする大番狂わせがあっただけに、志朗も「ジャイアントキリングを期待されてると思います。天心くんも同じ人間なので。倒すチャンスがあればKOしたい」。

 そんな志朗に対し「負ける姿を見たいと思われるのは仕方ないこと」と、トップ選手ならではの達観を口にした那須川。

「一回負けると楽になるとか言われますけど、僕は負けることが大嫌いで、負けイコール死だと思ってます」

 さらに那須川は、こんなコメントも。

「試合の大前提は勝つこと。そして究極的には負けないためにどう闘うか。そこを極めていってます。まあ、負けないですよ」

 派手に倒して勝つことでファンを喜ばせるにはもちろんだが、その根底にあるのは「絶対に負けない」こと。何気ないような言葉から、那須川の勝負師としての覚悟が感じられた。

 9.16RISE幕張を「格闘技界最高の興行に」とも語った那須川。さまざまな好カードが並ぶ中「最後は僕が持っていきますんで」と、堂々の主役宣言も飛び出した。ハイレベルな日本勢対決は、シビアなマッチアップだからこそお互いの能力が全開になりそうだ。

(C)AbemaTV

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