将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦が8月31日に行われ、広瀬章人竜王(32)が久保利明九段(44)を124手で下し、準決勝進出一番乗りを決めた。
JT プロ公式戦は、前年優勝者、タイトルホルダー、前年度の賞金ランキング上位者など、選ばれし12人で争われる。いわば棋界の“トップ12”が集うトーナメント戦だ。持ち時間各10分・切れたら1手30秒未満・考慮時間各5分という、数ある公式戦の中でも超早指し棋戦として知られている。
戦型は広瀬竜王が居飛車、久保九段が中飛車を採用。広瀬竜王の攻めに対して、久保九段が巻き返すという展開になったが、広瀬竜王が徐々に駒得し、形勢でも圧倒した。広瀬九段は準決勝で、深浦康市九段(47)と佐藤天彦九段(31)の勝者と対戦する。
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