“痴漢撃退用ハンコ”は「証拠にならないケースも」 抑止効果の一方、冤罪を心配する街のホンネ 2019/10/24 08:08 拡大する 痴漢をした相手の手などにハンコを押し、ブラックライトで照らすと浮き上がる手のマーク。これはデジタル化の煽りを受け、需要激減で苦境に立たされたハンコ業界が編み出した画期的アイデア「痴漢撃退用ハンコ」だ。一つ2700円で行われたテスト販売では、わずか30分で完売するなど注目度と需要の高さが改めて浮き彫りとなった。 痴漢被害に遭遇した際に「なかなか声が出せない」という女性の思いを代弁する形での商品化は女性に好評だが、一方では痴漢冤罪の懸念も否定できない。ある男性は「自分がハンコを押されたら、それが証拠になってしまい、やっていないことを証明することが難しい」と複雑な心境を明かした。 続きを読む