『武曲 MUKOKU』『銃』『チワワちゃん』など話題作に次々と出演。独特な存在感と確かな演技力で注目を集める俳優・村上虹郎が、今度はオダギリジョーの初長編監督作『ある船頭の話』(9月13日公開)に出演する。
舞台は近代産業化とともに橋の建設が進む山あいの村。川岸の小屋に住み船頭を続けるトイチ(柄本明)は、村人たちが橋の完成を心待ちにする中、それでも黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送っていた。そんな折、トイチの前に現れた一人の少女(川島鈴遥)。何も語らず身寄りもない少女と一緒に暮らし始めたことで、トイチの人生は大きく狂い始める……。村上虹郎はトイチを慕う村人・源三を演じる。
監督・オダギリジョーを自身の“兄貴分”と慕いながらも、「ある意味一番残酷な人」と語る村上虹郎。果たしてオダギリ監督の現場はどんなものだったのか、そして本作でも描かれる村上虹郎の死生観とは。じっくりと話を聞いてきた。